投稿 2020-1-18
このページは令和忠臣蔵の第十話です。
●第一話「波浪の廊下」はこちら
妖刀一閃。大石結が斬られる。
「何やこいつぅ、ヌラ〜ッとしやがって!」
「結、待て!」
堀部舞兵衛の言葉も間に合わなかった。
清水佐学の両刀が音も無く弧を描き、大石結の髷(まげ)は夜空に舞い、袴が…地に、ずり落ちた。
「ウワァァァ!足がぁ足が…。切れてな〜い」
「引田天功や!娘のオーデを受けた事あるプリンセス・テンコーや!」
「いや、JJオーデを受けなかった何チャラ・カッパーフィールドや!」
「ビヨーンズに選ばれなかった、マギー審司や!」
大石「えぇ〜い、そういうの要らんわ!」
◆出演
清水佐学=清水佐紀
謎の青装束=???
大石梨沙助(りさのすけ)=山木梨沙
大高愛香(まなか)=稲場愛香
寺坂知沙衛門=森戸知沙希
岡野嬉唄衛門=島村嬉唄
堀部舞兵衛=小関舞
間奈々次郎(はざま)=梁川奈々美
大石結=船木結
謎の青装束にも、加勢を断られ…
巨槍・小林茉麻八郎を見事討ち取った謎の青装束さまに加勢を頼むも、貧乏ではない、神さまとは戦えないだけ。最近ちょこっと褒められたばっかりだし…と、ジェスチャーで断られ、去られてしまった。
やむを得ん。二三人ずつ同時に、繰り返し切り掛かれ。大石梨沙助は一撃離脱とい高度な捨て身作戦に出た。切り掛かる度に浪士たちは清水佐学の切っ先を受けた。しかし一刻近い戦いにさすがの佐学も遂に倒れた。
イピぃ〜、イピぃ〜〜
おぉ、あの逆の笛の音は。逆に、の間奈々次郎どの。キラーを見つけたか?
間奈々次郎、恨みの一番槍
キラーめっ、炭小屋でなく新説の台所の方に隠れておったのか。
「あ、奈々次郎どの。恨み骨髄とは云えそこまでグリグリしなくても」
「笑うとるし、目が輝いとるし」
大石結「入ったばかりの頃、口が立つのをいい事に、わてもあ〜やってグリグリされたんや。ほんまにめっちゃ悔しかったんやで」
大石「皆の者、勝鬨じゃ!えいえい、おぉ〜」
「えいえい、おぉ〜。え〜いえい、おぉ〜。」
本懐を果たした浪士たちは、殿の待つ泉岳寺へ…。
だが、この時すでにキラー邸は正門に譜久村聖率いる猛夢寿、裏門は竹内朱莉丸率いる安寿流群など幕府軍の差し向けた追っ手で囲まれていたのだった。
カントリー・ガールズ 『夏色のパレット』
書いては消しての"I LOVE YOU" (Short Ver.)
小関舞ちゃんの歌い出しと、ななみんの「もうかでこでごどくじかん」
梁川奈々美 弱気女子退部届
作詞/児玉雨子 作曲・編曲/加藤裕介
カントリー・ガールズの忠臣蔵
最終第11話「来世で、再び」完
2020.3.3 楽曲動画や、NEW(新規ページ)・ALL(目次ページ)リンクボタンを追加しました。